サトリの効果。デール・カーネギーの名著「道は開ける」を卒業

 ・デール・カーネギーの名著「道は開ける」を卒業

 こちらの原題に忠実な訳は「くよくよする事をやめ、自分らしい生き方をスタートする方法」とでもなるのでしょうか。店員の法律無視の行為に悩みに悩んで、わたしは先行きが見えない不安な状況になりました。その時に見つけたのがこの本です。

 この本には悩みの習慣から解放された多くの人たちの実例が実名入りで書かれています。そのことで、そこに書かれている方法は信用できそうだと感じさせる名著です。

 さて、わたしにとって「道は開ける」は役に立ったかというと半分だけというのが正しそうです。いろいろな成功例を読みましたが、過ぎてしまったことを気にしすぎる人に向けて書かれた「多くの悩みを締め出すには」や「おがくずを挽こうとするな」が最も当てはまっていたと思うのですが、すでに悩みの習慣に陥っていた、わたしには、すぐには効果を発揮しませんでした。

 ただ言えるのは、そこに書かれているクヨクヨから立ち直れた成功例を読むうちに「わたしの心の痛手」が少しづつ癒されたようです。根本的に解決されたわけではありません。何か問題があると悩み、ついには「自分はダメ人間だ」と思うことも多かったのです。若きインテリが陥りがちな経験不足と、クヨクヨ考え過ぎることによる自信喪失型人間でした。(第5章わたしのトラウマ参照)

    ウォーキングとサトリの効果

 わたしは55歳で高血圧対策としてウォーキングを始めました。わずか3か月で「クヨクヨ人間を卒業できました。さらに約2年後にトラウマを卒業。さらに約1年後にサトリが来ました。

 今では失敗したことにすぐに対応し、後に引きずらないので「自信のある人」になっています。